2020.04.14
うっかり新じゃがいもの芽を取り忘れたもののノコノコ帰還して参りました。
二度目まして、芋は皮つき派の記事担当、屋根野です。
さて、新作ゲームがリリースされましたね。ノベルゲームコレクション様での公開には軽い審査が必要なので、もう少し時間かかるだろうとのんびりお芋を食べてたら記事より先にリリースされてしまい、開き直っています。ノベコレ運営様のスピーディー対応に感謝です。
ゲームには、こちらのサイトで紹介されているキャラクター以外のキャラクターも多数登場します。一応メインキャラ同様、官能基モチーフなのに一瞬しか出ないリィソール・ニトロ君をどうにかしたいので、ここで少しお付き合いください。(化学ネタ記事です、ご安心を。)
ニトロ化合物といえば、爆発なんですね。
えっでも私毎日ニトロ飲んでましてよ!?もしかして、この髪の本数は爆発までのカウントダウン!?!?
――ご安心を。それはニトログリセリンを含む狭心症剤のことでしょうし、髪は植えましょう。
ニトログリセリンには1分子に3ニトロ基がくっついており、僅かな振動で爆発したりダイナマイトの主剤だったりしますが、薬として正しく服用する分には血圧を下げる効果をもたらしてくれます。問題ないんですね。
それより問題なのはその名前です。 ニトロ面しているのに、(狭義の)ニトロ化合物ではないのです。問題大アリですね!?
では何者なんだ、というと、硝酸エステルに分類されます。 前回の記事でも軽~く触れましたね、エステルには様々な種類があると。キャラクターのエステル君はカルボン酸エステルがモチーフですが、ニトログリセリンは硝酸エステルに分類されます。
何が違うの?というと、まずは成り立ちですね。ざっくり以下のようになります。
(名称)…(コレとコレの縮合反応でできるよ)
…某〇ペディアのを簡単にしただけです。恐れ入ります。(詳しくはご自身でどうぞ) それから性質もですね。硝酸エステルは自然発火を起こすので危険物に指定されています。
すみません、ニトロ君について話す予定が脱線してましたね。 まあキリも良いので、個人的に好きなニトロ化合物を紹介して締めたいと思います。
その名も、"オクタニトロキュバン"―――!!!!
理論上最強の爆薬!!名前からしてかっこいい!!構造も美しい!!!
とてもカッコイイので、是非調べて見てください!
※ちなみにじゃがいも毒として有名なソラニンはアルカロイド(窒素原子を含む天然由来の主に塩基性の有機化合物)の一種です。機会があればお話ししたいと思います。次じゃがいも毒に当たった時をお楽しみに!